乙種第2類危険物取扱者


操作範囲

といった可燃性固体の、一定数量以上の取扱い及び貯蔵、また、その監督ができる。

具体例

試験科目

  1. 危険物に関する法令(15問)
  2. 基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
  3. 危険物の性質並びにその火災予 防及び消火の方法(10問)

すべてマークシートで、五肢択一式(5つの中から1つ正解を選ぶ)

受験してみて・・・

 乙種第2類の受験理由は単純である。別に乙種第2類を取ろうと思ったわけでなく
ただ、乙種第6類を受験する時に同時に複数の種類の試験を受けることが出来る
事が分かった為、ついでに申し込んでみただけである。第6類の他に第2類を選んだ
のは、第6類の次に第2類が、含まれる具体的な物質が少なかったので、覚える量が
少なくて済むからである(全種類取ろうと思っている人にはこの選択はお勧めしません。
物質数が少ないのと多いのを組み合わせて受けるのがいいでしょう。今回はいい
ですが、次回受けるときに複数同時で受けると大変になります)

 試験は複数受験者だけの部屋で行われた。選択している類はばらばらで、
人により同じ会場でありながら解いている問題が違うという感じだった。受験して
いる人は比較的若く、化学系で学んでいるのかな?と思われる学生っぽい人が
多かった。乙種第4類のように、ガソリンスタンド等で必要となるメジャーな資格
でない為か、さしあたり日常の業務に必要になるので取得しにきているという感じ
ではなかった。受験している人も少なかったが、女性の人もそれなりにいた。

 試験の内容としては、乙種第4類を先に取得していた為、法令と基礎の2科目が
全て免除であった。結果、危険物の性質ならびにその火災予防及び消化の方法の
10問(第6類と同時受験だったので、合計で20問)を解いて終わりだった。つまり、
第2類(と同時受験した第6類)に属する物質の事だけを勉強すればいい訳だ。

 今回の第2類の受験はほんとおまけだったので、確信犯的に一夜漬けをする事にした。
本命は第6類だったので第6類をしっかりと勉強し、第2類は前日の夜と当日の試験前に
一通り丸暗記しただけで受けてみた。人によるとは思うが、第6類よりは第2類のほうが
個人的には実態がまだ分かりやすいものでとっつきやすかった。中学や高校での
化学の実験や花火の事などを思い出しながら暗記した。

 この第2類は第4類と違い、勉強する本もほとんど出ていない。その辺の書店で
みかける事も少ないだろう。私は第6類用に用意した「乙種1・2・3・5・6類危険物
取扱者テキスト(実教出版)」に第2類も載っていたので、それを流用して勉強に使用した。
ただ、第4類以外全てが載っている事もあり、一つの類で網羅している範囲が限られて
いるので、この本にも載っていない問題がいくつか出ていた。中学と高校で学んだ化学の
知識を思い出しながら見たことない問題には対応した。なお、お勧めの覚え方は該当物質
全てを入れた表をつくり、それぞれの物質ごとの違いを比較しながら覚える事だろう。

 最後に、取得したところで、さしあたり全く役に立つことはない資格かな?と思った。
金属工場とかで働いていればいいかもしれないが、普通に日常生活をするには不要だ。
なお、科目免除の場合、免除されている部分と他の類の部分の問題は試験問題から
切り取られていた。また、問題自身も最後に回収された。また、合格率が高いのが気に
なるが、これは乙種4類のように挑戦的に万人が受けに来るわけではなく、特殊な資格
なので”それなりの人”がちゃんと勉強して科目免除も使って受けに来るからだろう。

※注意
操作範囲・試験内容は最新の情報をご確認下さい。基本的に
上記情報は、私の受験時もしくはページ作成時の情報です。

統計資料

合格率:68.2% (平成24年度)


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